新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡り、横浜市は、12~17歳の男女と18~29歳の男性を対象に、ファイザー社製ワクチンの集団接種会場を設置すると発表した。
会場は関内中央ビル9階(同市中区)で、4月4日午前9時から予約を受け付ける。接種期間は同20日~5月20日で、4月は月曜日を除く週6日、5月は金~日曜日の週3日実施する。約1万3500人分を用意しており、予約状況に応じて会場の追加も検討する。
市によると、ファイザー社製ワクチンは個別医療機関で接種可能だが、かかりつけ医がいない若年層が接種しやすいよう会場を設ける。加えて、10~20代の男性はモデルナ社製よりもファイザー社製を接種した方が心筋炎や心膜炎のリスクが低いというデータが厚生労働省から示されていることから、対象に追加した。
山中竹春市長は「行政としてワクチンを接種しやすい体制を提供することが必要。少しでも接種のきっかけになれば」としている。