近畿から関東は桜雨・花冷え 西と北は青空

 3日(日)は、近畿から関東を中心に雨が降りやすく、昼間も空気はヒンヤリと感じられる見込み。一方、西日本と北日本は晴れる所が多くなりそうだ。

見頃を過ぎた桜には試練の雨

 3日は、日本列島は高気圧に覆われているものの、近畿から関東にかけては2つの高気圧の間に入っていて、気圧の谷や湿った空気による雨雲が広がっている。午前10時現在、近畿から関東南部にかけて雨が降っているが、午後にかけては関東北部や北陸、福島県付近まで雨の範囲が拡大し、沖縄も雨の降りやすい天気が続く見通し。東京も、雨が降ったり止んだりとなるため、雨具が手放せない一日になりそうだ。また、山沿いでは雪の所もある見込みで、車の運転などは注意が必要となる。

雨の地域は花冷え

 日中の気温は、雨の地域ではこの時季としては低い所が多く、東京の最高気温は2月中旬並みの11℃の予想。このところ、日によって気温差が大きくなっているため、体調を崩さないよう注意し、暖かい服装を心がけたい。
 一方、晴れる西日本や北日本の地域では、平年並みか高く、昼間は過ごしやすい陽気となる見込み。ただ、朝晩との気温差は大きいため、一日の中の寒暖差には注意が必要だ。

(気象予報士・佐々木聡美)

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