あと1年は戦える― 横浜のガンダム、望む声熱く公開延長 特別演出は今後も予定

「GUNDAM―DOCK TOWER」から、ガンダムを間近から眺めることができる

 人気アニメ「機動戦士ガンダム」の実物大の動く立像を公開している施設「ガンダム ファクトリー ヨコハマ」(横浜市中区)の公開期間が1年延長され、来年3月まで楽しめるようになった。新型コロナウイルスの影響で来場できなかったファンから延長を望む声が多く寄せられたことから、関係機関と協議し、運営会社が決断。人型ロボットを動かすという科学の視点でも学べる施設だ。

 ガンダムの高さは6階建てのビルに相当する18メートルで、本体の重さは25トン。目を光らせて前にせり出すと、ゆっくりと歩き出し、右膝を立てる。最後には右手を頭上に掲げ、人さし指で空を指すポーズを決めた。

 「横浜で発掘されたパーツを組み合わせて起動実験を行っている」というストーリー仕立てで、初めてガンダムを歩かせる様子を再現している。

 こうした約9分の通常演出に加え、特別演出が披露されるのも魅力の一つ。現在の特別演出は過去のアニメでの主人公とのつながりを感じさせる内容で、通常演出と交互に行われている。こうした演出はこれまで4度行われているといい、今後も予定されている。

 営業時間は午前11時~午後6時(土日祝日と4月6日までは同8時)まで。

 5月中旬から約2カ月間はメンテナンスのために休業し、7月中旬に再開予定。問い合わせはフリーダイヤル電話0120(15)8686。

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