長崎大などで入学式 コロナ対策で分散開催

入学式に出席した長崎大の新入生=長崎ブリックホール

 長崎大と長崎総合科学大の入学式が4日、長崎市内であった。両大は新型コロナウイルス感染予防対策として今年も分散開催した。
 長崎大は同市茂里町の長崎ブリックホールで午前と午後の2部に分けて開催。午前の部には、多文化社会、教育、情報データ科学、工の各部と、医学部保健学科、大学院工学研究科の新入生が出席した。
 代表して工学部の中谷和樹さん(19)が「長崎大学学生としての本分を全うすることを誓います」と宣誓。河野茂学長は「大学では意見の異なる人々と交わりながら、物事を100年単位で俯瞰(ふかん)的に見る力を身に付け、人生100年時代を生き抜く無形の財産としてほしい」とあいさつした。
 同大の新入生は学部1660人、大学院511人。学部生の男女比は男子58%、女子42%。県外出身者は63%。
 長崎総合科学大はコースごとの入学式を、同市網場町の学内9講義室で分散開催。学部に182人、大学院に9人が入学した。
 このほか県内の6大学2短大も同日までに入学式や入学許可宣言を終えた。

© 株式会社長崎新聞社