日に日に春らしさが増していて、そろそろ衣替えを始める時期ですが、ここでも原油高騰の影響があるようです。
大分市内のクリーニング店には、冬物の服を大量に抱えた客の姿が・・。
クリーニング利用者「暖かくなってきたっていうのと早く出さないと入れ替えができませんもんね」
繁忙期を迎えたクリーニング店。しかし、今年、大きな痛手となっているのが・・・
みどりやクリーニング 小原一基代表取締役「やっと原油が落ち着き始めるというニュースが出始めていたんですけどウクライナの情勢の関係
でまた原油が上がってですね。大変困っております」
石油由来の洗剤、蒸気を発生させるボイラーで使う灯油。さらには石油が原料のハンガーやビニールまで。ほぼすべての工程で石油を使用するというクリーニング。値上がりの影響は大きいようです。
みどりやクリーニング 小原一基代表取締役「材料費だけでいうとほぼ倍ですし、原価でも1~3割上がる場合があります」
県内のクリーニング店の組合によりますと、ドライクリーニングに使う製剤は1月時点で1リットルあたり187円だったのが現時点では202円と3カ月で15円上がっています。
取材したみどりやクリーニングでは、先月1日から1~2割ほど値上げしました。しかし、1年で最も注文が多いこの時期、クーポンやセールの実施で客が離れないよう努めているといいます。
みどりやクリーニング 小原一基代表取締役「クリーニング自体は生活に密着した業種だと思いますのでお客様に喜んでもらえる価格やサービスで営業していきたいと思います」