大学構内ごみ箱、子猫3匹遺棄 愛護団体が保護 長崎

保護された3匹。段ボールの隅で身体を寄せ合う(浦川たつのりさん提供)

 3月下旬、長崎県内の大学構内のごみ箱に生後3週間ぐらいの子猫3匹が捨てられていたことが5日、関係者への取材で分かった。大学から連絡を受けた動物愛護団体「プロアニマルレスキュー隊」の浦川たつのり隊長が3匹を保護した。
 浦川隊長によると、大学の清掃員が燃やせないごみ箱の中にいた子猫を発見。3匹は譲渡会で里親が見つかった。
 長崎市では昨年6月にも、生後間もない猫がごみとして捨てられているのが見つかり、飼い主が動物愛護法違反(遺棄)容疑で逮捕・略式起訴され、罰金刑となる事件があった。
 浦川隊長は、昨年6月の事件の際に警察に通報したが、今回は事件かどうかの判断が付きにくかったことなどから通報は見送った。浦川隊長は「遺棄は犯罪。子猫が生まれないよう不妊去勢手術をし、飼えない場合は里親を探す努力をしてほしい」としている。


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