コロナ禍の学生支援、10校の事例について日本学生支援機構が調査報告

日本学生支援機構は新型コロナウイルス感染拡大下の学生支援について、他校の参考となる取り組みを実践している追手門学院大学、成蹊大学など10校から聞き取り調査を実施、実地調査報告をまとめた。

日本学生支援機構によると、調査したのは学生支援全般で東北大学、キャリア教育・就職支援で追手門学院大学、関西学院大学、立教大学、学生寮で豊橋技術科学大学、一橋大学、立命館アジア太平洋大学、ピア・サポート(同じような立場の人による支援)で成城大学、学生相談で成蹊大学、東京大学。調査協力者会議の委員がオンラインで聞き取った。

このうち、追手門学院大学はオンラインによる産学連携インターンシッププログラムを開発、島根県雲南市の魅力発掘プロジェクト、完全オンラインで実在アプリの海外展開などユニークなインターンシップを展開している。

一橋大学は小平国際キャンパス内にある国際学生宿舎の一橋寮で学生組織が寮運営に携わり、会議のオンライン化やオンラインイベントの開催を実現させるとともに、日本人学生が外国人留学生を支援するチューター活動を実践している。

成蹊大学はオンラインによる学生サポートセンターを開設し、継続相談の必要性に応じたリストを作成、テレビ会議アプリや電子メールで学生とやり取りしながら相談に対応した。

参考:

【日本学生支援機構】大学等における学生支援の取組状況に関する調査(令和3年度(2021年度)実地調査報告

© 大学ジャーナルオンライン