海底に沈んだロシア原潜 英海軍の救援をロシア軍司令官が拒否 「潜水艦クルスクの生存者たち」本編映像

4月8日より劇場公開される、マティアス・スーナールツ、レア・セドゥ、コリン・ファース出演の映画「潜水艦クルスクの生存者たち」から、原子力潜水艦クルスクの沈没事故の救出に協力しようと、NATOの司令官らを引き連れたイギリス海軍の准将であるデヴィット(コリン・ファース)が、、ロシア軍を率いるぺトレンコ指令長官(マックス・フォン・シドー)と会談するシーンの、本編映像が公開された。

公開された本編映像では、デヴィットが他国からの救援の必要性を訴える姿から始まる。「時間との勝負です」と緊迫した状況を伝えるが、「ロシアの救難隊はよく機能している」と答えるぺトレンコ指令長官。ロシア政府が単独で進めている救出活動は、あくまでも順調であるという姿勢を見せる。対してデイビットは「生存者がいればただちに救出できる」と進言するが、ぺトレンコ指令長官は「支援が必要な時はこちらから知らせる」と、即時の協力をやんわりと拒否。かたくなに歩み寄ろうとしない様子が切り取られている。

「潜水艦クルスクの生存者たち」は、2000年にロシアで実際に起きた原子力潜水艦事故を映画化した作品。主人公の司令官ミハイルを演じるのは、「リリーのすべて」「レッド・スパロー」のマティアス・スーナールツ。妻ターニャ役には、「007」シリーズなどで知られるレア・セドゥが務め、初の母親役に挑んでいる。人命救助に奔走するイギリス艦隊の准将デイビッド役に「英国王のスピーチ」のコリン・ファース、ロシア軍の幹部に遺作となったマックス・フォン・シドーが顔をそろえる。監督は、「偽りなき者」「アナザーラウンド」のトマス・ヴィンターベアが務めている。

【作品情報】
潜水艦クルスクの生存者たち
2022年4月8日(金)より kino cinéma横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神 ほか全国順次公開
配給:キノシネマ
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