3人のアフガニスタン女性 異なる社会背景を持つ3人が直面する人生の試練描く 「明日になれば」公開決定

アフガニスタン映画機構(Afghan Film)初の女性会長を務める、新鋭サハラ・カリミの長編監督デビュー作「明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~」が、5月6日より劇場公開されることが決まった。

「明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~」は、人生の岐路に立つ、異なる社会背景を持つの3人のアフガニスタン女性を描いたオムニバス作品。義父母の面倒を見ながら家事に追われる孤独な妊婦、7年間浮気をし続けた夫と離婚を決意するものの自身の妊娠が発覚した高学歴のニュースキャスター、妊娠したと同時に姿を消した恋人がいながらもいとこのプロポーズを受け入れた18歳の少女の3人が初めて直面する、人生の試練を描く。

サハラ・カリミ監督は、長編監督デビュー作で、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門出品を果たした。カリミ監督のコメントは以下の通り。

【コメント 監督・共同脚本 サハラ・カリミ】

伝統に縛られた社会での生活を変えようとしている同胞の女性たちについて語ることは、アフガニスタン出身の女性映画製作者としての私の使命です。アフガニスタンの多くの町や村を回り、ハヴァ、マリアム、アイーシャのような女性たちの実話を見つけました。ハヴァはアフガニスタンの主婦、マリアムは知的で学のある女性、アイーシャは中産階級のティーンエイジャーです。彼女たちは家父長制社会に屈服しないように努めています。彼女たちの選択は、あらかじめ決められた人生への抵抗です。私が目指したのは、何年も声を出すことができずにいたけれども、運命を変える覚悟ができた女性たちの人生について語ることです。

【作品情報】
明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~
2022年7月8日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給:アルミード
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