横須賀・陸自工科学校で入校式 システム・サイバーコースを新設

整列する新1年生の前を歓迎行進する在校生=横須賀市の陸上自衛隊高等工科学校

 陸上自衛隊高等工科学校(横須賀市)の入校式が7日、開かれた。全国から集まった15、16歳の341人が入学。3年間、自衛官の基礎教育や一般高校の科目を学ぶ。

 同校は下士官にあたる「曹」候補を育成する全寮制の男子校。卒業後は防衛大学校や空自、海自のパイロット養成コースに進む人も少なくない。

 昨年度から3年生の専修コースに「システム・サイバー」を新設。ロシアによるウクライナ侵攻でも注目を集めるサイバーセキュリティーを担う人材を育成しようと、プログラミングやホームページ作成、ドローンの基礎などを教えている。本年度はさらに強化し、全1年生にタブレット端末を配布するほか、部活動にeスポーツ部を設ける。

 式典後は在校生が歓迎パレードを披露し、卒業生が操縦する陸自のヘリコプターが上空を祝賀飛行した。

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