ポール・マッカートニーの“伝説的”実家を若手ミュージシャンに開放 制作活動や演奏の機会提供

ポール・マッカートニー(79)が幼少期を過ごした家が、ミュージシャンの卵たちに開放される。ポールが弟マイク・マッカートニー(78)と過ごし、故ジョン・レノンと作曲を始めたリバプールのアラートン地区フォースリン・ロード20番地にあるテラスハウスが、ミュージシャンを目指す人々に扉を開いた。

同物件を所有するナショナル・トラストが、ポールの80歳の誕生日、そしてこの家のリビングルームで制作されたザ・ビートルズの「ラブ・ミー・ドゥ」の発売60周年を記念して「フォースリン・セッションズ」を企画。ミュージシャン達が家の中で制作活動をしたり演奏したりする機会を提供している。

ポールが暮らした当時の様子を再現したその家について、自身もミュージシャンであるマイクは、「あの魔法がいくらか彼らにも受け継がれることを願っているよ。私が12歳の時に母が亡くなり、父は2人の息子を育てなければならなかったから、家の中はみすぼらしい状態だった。風呂に入ると、天井が落ちてきた。ペンキがはがれ落ちてきていたからね。肘掛け椅子のスプリングが付き出していて、私達の服を切り裂いたものだ」と語った。

さらにマイクは以前、音響の良さからバスルームがレコーディングに使われていたとして「彼らが曲を作っているのが聞こえていた。私は別の部屋にいても彼らが作曲しているのが聞こえるんだ。ポールは家中で音楽を演奏していたね。バスルームも含めてね」と回想していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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