5日に原爆ドームの前を流れる元安川にいるところを目撃されたオオサンショウウオ。
この写真と同じとみられるオオサンショウウオが7日、本川で見つかり保護されました。
古武家朋哉記者「オオサンショウウオは平和公園の目の前の橋のたもとで見つかりました。当時は干潮で岩の隙間に入り込んでいたということです」
発見されたのは、前回目撃された地点から直線距離で南西に約500メートル先です。
7日午後6時前、近くの会社の男性から「オオサンショウウオが動かないでいる」と市に連絡がありました。
広島市の文化振興課と安佐動物公園の職員が現場に駆け付けると…
安佐動物公園担当者「岸側の岩が組んであるところの間にスポってはまってる、隠れているというか、本人は隠れてるつもりだったと思うんですけど」
「すごく大きい子だなというのをまずは思った。水から出てる状態だったので、とりあえず早く助けてあげないと、両生類なので身体が濡れていないといけないので」
発見時のサイズは全長93.9センチ、体重6.35キロ。
「助けてあげるときに、うちの職員が引っ張り出したときに、動かなかったんで、これはやっぱり弱ってるなという風には思いました」
普段は上流に生息していて海水が混じる下流ではほとんど見かけることがないオオサンショウウオ。
体のところどころには擦り傷や切り傷があったといいます。
安佐動物公園担当者「とりあえず元気になってもらうことが一番。餌をしっかり食べてもらって、完全に回復したなという判断ができたら野生に戻してあげたい」
オオサンショウウオ保護の一報を受けSNSに投稿した人は一安心「生きづらい場所なので心配していたが保護されてよかった。元気になったら上流でのびのび過ごしてほしい」