秦野市長選投開票日当日にLINEで投票呼び掛け 高橋市長謝罪「私の危機管理に甘さ」

秦野市の高橋昌和市長(資料写真)

 秦野市の高橋昌和市長(65)は8日、今年1月の同市長選で、投開票日当日にLINEアカウントで自身への投票を呼びかける投稿をしたことについて「2月に警察へ相談した時点で速やかに説明すべきだった。私の危機管理に甘さがあった」と謝罪した。

 問題となっているLINEの投稿は、投開票日当日の1月23日午後に「是非高橋まさかずにお任せください。よろしくお願いします」などと写真付きで呼びかける内容。高橋市長によると交流サイト(SNS)の配信担当スタッフが投稿したといい、アカウントは既に削除されている。

 公職選挙法では、選挙運動が行えるのはウェブも含め、選挙の告示日から投票日前日までと定めている。

 8日の定例記者会見で、同法に抵触する可能性をスタッフが認識していたかどうか問われた高橋市長は「投票日当日も投稿できると考えていたようだ」と説明。3月の市議会本会議で公表したことについて「2月に警察へ状況説明した段階で『対応は済んだ』という認識だった。今思えば早く説明すべきで私自身、危機管理に甘さがあったと反省している」と述べた。

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