【8日】長崎県内392人コロナ感染 新規クラスター3件

左から8日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (7日午後7時現在)

 長崎県などは8日、県内18市町で計392人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。長崎市と佐世保市、西彼時津町で1件ずつ新規クラスター(感染者集団)が発生した。県は同日、壱岐医療圏の病床確保のフェーズを「2」から「4」に引き上げ、確保病床数を10から21に増やした。これにより県全体の病床数は273となった。
 新規クラスターのうち、佐世保市の県立高は同じ部活動の生徒8人、長崎市の障害児通所施設は関係者5人、時津町の高齢者施設は入所者2人と職員3人がそれぞれ感染した。既にクラスターが発生している長崎市の民間高齢者福祉施設は新たに関係者6人の陽性が判明、計21人に拡大した。
 8日公表の392人の年齢別内訳は20代が86人で最多。10代78人、30代63人と続き、40代以下が全体の8割余りを占めた。
 米海軍佐世保基地は8日、新たに同基地関係者(軍人、軍属など)3人の感染を確認したと発表。計729人となった。防衛省九州防衛局は同日、同基地の30代男性従業員1人の感染が確認されたと発表した。


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