きょう9日(土)の日本付近は、高気圧に覆われて朝から日ざしがたっぷり届いている所が多く、東京都心の気温は午前中から20℃を超え、暖かい週末を迎えている。午後もよく晴れてさらに気温は高くなる見通しで、厚着で外に出ると汗ばんでしまいそうだ。

新潟や東北地方では桜の開花進む暖かさ

　きょう9日(土)は、午後も西日本から北海道・道南や道東にかけて高気圧に覆われて青空が続く見込み。予想最高気温は西日本から東北南部にかけて23℃前後で、平年より高くなる所が多くなりそう。きのうソメイヨシノの標本木が満開となった福島では25℃の予想で、今年初めての夏日となる見通し。そのほか、きのう桜の開花が発表された新潟で21℃、仙台で22℃など平年より大幅に高い気温が見込まれており、桜はさらに咲き進みそうだ。桜散策時に厚着をしていると汗ばんでしまうかもしれない。

北海道　道央や道北ではにわか雨の所も

　高気圧に覆われて晴れる所が多い中、北海道・道央や道北には低気圧が近づいており、朝から雲に覆われて雨や雪の降っている所があるとみられる。このあとも道央や道北では雨が降りやすい見通しだ。おでかけの際に雨が降っていなくても、雨具はあった方がよさそうだ。

あす10日(日)は25℃以上の夏日続出か

　あす10日(日)になると低気圧は東の海上に抜けて、北海道・道央や道北でも晴れ間が戻る見込み。全国的によく晴れそうだ。また、日ざしに加えてこの時季としては暖かい空気が流れ込むため、最高気温はきょう9日(土)よりさらに高くなる所が多い見通しだ。東京、大阪、仙台でも25℃が予想され、名古屋では26℃など今年初めての夏日になる所が続出する見込み。「暖かい」を通り越して「暑い」とさえ感じられそう。早くも暑がりな場合は半袖の出番となりそうだ。こまめな水分補給も心がけたい。

（気象予報士・鈴木悠）