3年ぶり「波佐見陶器まつり」 絵付けなど焼き物に親しむ体験も 29日から

 長崎県内最大の陶磁器販売イベント「波佐見陶器まつり」が4月29日~5月5日、3年ぶりに東彼波佐見町で開かれる。2日をのぞき土日、休日と曜日の並びがよく、主催する波佐見振興会は来場目標を2019年と同水準の約33万人と見込んでいる。
 一方で新型コロナウイルス感染防止のため、体調不良者の来場自粛、会場での検温、手指消毒の徹底、マスク着用を呼びかける。入場制限をすることもあるという。
 波佐見陶器まつりは昨年、一昨年は新型コロナ禍のため取りやめた。メイン会場のやきもの公園(同町井石郷)には150店が並ぶ。有料の駐車場は2650台分。物販のほか、絵付けなど焼き物に親しむ体験もある。会期中、有田陶器市が開かれる佐賀県有田町と結ぶ有料のシャトルバスも運行して誘客を図る。
 まつりの担当者は「『今年は開催するのか』との問い合わせも多い」と待ちわびた陶磁器ファンの声を明かし「業者側もコロナ禍で販売機会が制限されてきた。商品も充実しているので、ぜひ足を運んでほしい」と話した。

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