大物女優、ジェームズ・ボンドの性別に関する論議に「うんざり」半世紀ぶりの再出演には前向き

女優のジェーン・シーモア(71)は、ジェームズ・ボンドが女性であるべきかどうかという論議に「うんざり」している。1973年作『007/死ぬのは奴らだ』で、処女であることで力を保っているものの、ロジャー・ムーア演じるボンドと一度関係を持つと、それを失ってしまうボンドガールのソリティア役を演じたジェーンは、同役の未来の姿を演じてみたいという。

ジェーンはインディペンデント紙に「今日思ったんだけど、『女性がボンドを演じるべき?』というのを耳にするのにうんざりしているから、ボンド映画に大喜びで出演するわ。そして何を演じるのかは、はっきり分かっているの」「ソリティアがその後どうなったか皆知らないでしょう?彼女が処女を失った時、妊娠していた可能性はあるかしら?もしかしたらおばあちゃんになっているかも?そして孫が彼女の能力を受け継いでいる可能性は?」などと話した。

また、ダニエル・クレイグが演じた5作品を通して、「007」シリーズは改善されてきたとジェーンは考えているそうで、「ボンドはどんどん良くなってきていて、現代の感覚、思考、問題により同調している」「私が出演した時はもっとコメディ的だったけど、今はよりアドベンチャー的になっているわね」と続けた。

そんなジェーンは先月、引退する予定はなく、現在は以前より多く仕事をしているとして「理解できないんだけど、なぜか今人生で一番働いているの」「引退するつもりはないわ。私が愛しているものをどうして減らさなきゃいけないの?」「1988年に私は『戦争の黙示録』で当時84歳だったジョン・ギールグッドと共演して、彼に同じ質問をしたの。そしたら、『僕の名前がキャストシートにある限り、僕は翌朝生きているって分かるからね』って答えたわ」と語っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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