九州高校野球長崎県大会 大崎と波佐見 10日決勝

(左から)【準決勝、諫早農-大崎】12回裏大崎無死二塁、中前にサヨナラ打を放ちハイタッチで迎えられる勝本(背番号1)、【準決勝、九州文化学園-波佐見】6回裏波佐見2死三塁、坂口が中前適時打を放つ=スポーツパークいさはや第1野球場

 第150回九州地区高校野球長崎県大会第8日は9日、諫早市のスポーツパークいさはや第1野球場で準決勝が行われ、波佐見と大崎の佐世保地区2校が決勝へ進んだ。
 波佐見は九州文化学園に12-5で七回コールド勝ち。序盤から追う展開となったが、二回に溝口の2点二塁打、三回は中山、四回は前田の適時打で食らいついた。4-5の六回に犠打を挟んで長短6安打を集めて7得点で逆転。守っては片渕、中山、渡辺の継投で踏ん張り、七回に山田の適時打で試合を決めた。
 大崎は諫早農に延長十二回2-1でサヨナラ勝ち。六回に失策で先制点を献上したが、九回1死一、三塁から併殺崩れで追いついた。延長戦は3番手で登板していたエース勝本が力投し、十二回無死から山口剛の二塁打の後、勝本が自ら中前へ決勝適時打。一人で好投を続けた諫早農の浜崎との投手戦を制した。
 最終日は10日、同球場で九州文化学園-諫早農の3位決定戦(10時)、波佐見-大崎の決勝(12時30分)を実施。優勝校が、選抜出場の長崎日大とともに九州大会(23~28日・宮崎)に臨む。


© 株式会社長崎新聞社