東北中心に時季外れの暑さ 体調管理に注意を 九州南部は土砂降りの雨

11日(月)の全国天気と予想最高気温

 きょう11日(月)も全国的に気温が高く、北海道で20℃前後、東北の太平洋側や内陸は30℃前後まで上がる所がある見込み。急な気温上昇による体調への影響、雪の多い地域はなだれや融雪による土砂災害に注意が必要だ。

4月なのに暑い

11日(月)午前11時10分現在の最高気温分布

 南から暖気が入り込んでいるため、きょうも全国的に季節先取りの陽気が続いている。東北は山越えの風により、太平洋側を中心に午前中から気温が高く、場所によって30℃前後まで上がっている所もある。空気が乾燥しているとはいえ、まだ暑さに慣れていない時季のため、意識的に水分補給を行うなど体調管理が必要だ。日差しが強いと感じたらすぐに日陰に入り、長めの休憩を取るよう心がけたい。

11日(月)午後3時の雨雲の予想

 一方、九州は南部を中心に雨雲がかかり、夕方にかけて雷を伴い激しく降る所がありそうだ。特に鹿児島県は局地的に、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降るおそれがある。九州南部を中心に12日(火)朝にかけて、落雷や突風、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒が必要だ。

台風1号 動向に注意

11日(月)午前9時の台風の位置と予想進路

 台風1号は今後、発達しながら北上を続けるため、あす以降は南西諸島や小笠原諸島は、うねりを伴った高波に注意が必要だ。台風の進路にもよるが、週の後半は日本付近の前線に湿った空気が流れ込み、太平洋側で雨雲が発達する可能性もある。15日(金)~16日(土)にかけては、台風が近づく小笠原諸島で大荒れや猛烈なしけとなる見込み。今後の気象情報に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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