6月から「観光鵜飼」 鵜慣らし祭で安全祈願 三次市

三次市で6月から始まる観光鵜飼を控えて10日、鵜や鵜匠たちの安全を祈願する「鵜慣らし祭」が行われました。

馬洗川沿いの鵜飼乗船場には、腰みのに烏帽子姿の鵜匠や関係者20人が出席して、シーズン中の豊漁や安全を願う神事が行われ、鵜も神妙にお祓いを受けました。

神事の後に行われたデモンストレーションでは、鵜匠がエサのアジを投げると鵜は元気よく潜って魚を咥えて浮き上がり、本番同様に漁の練習を行いました。

鵜匠会・日坂文吾会長「三次の鵜飼を盛り上げていこうと思っていますので、是非この夏は三次の鵜飼に来て実際に遊覧船に乗って、鵜飼いを堪能していただければと思っています」

去年は新型コロナや大雨の影響などで観光客はわずか442人でしたが、今年は6月1日からおよそ3カ月の期間中に3千人の観光客を目標としています。

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