新型シビック タイプRは鈴鹿サーキットでFFモデルで最速となる2分23秒120を記録! 先代シビック タイプRよりも速いタイムに期待が膨らむ!

ホンダは2022年4月7日(木)、鈴鹿サーキット国際レーシングコースで新型シビック タイプRの最終的な性能評価のための走行テストを行ったと発表した。発表によるとFFモデルで最速となる2分23秒120のラップタイムを記録したという。

ホンダ 新型シビック タイプR 2023年モデル[2022年発売予定] 開発用テスト車両

2021年8月に発表された新型シビックにはe:HEVやタイプRも今後追加される予定

2021年8月に通算11代目として発売されたホンダ 新型シビック。

現時点では1.5Lガソリンターボエンジンを搭載したモデルのみが販売されているが、ワールドプレミアの時点でハイブリッドモデルのe:HEVとハイパフォーマンスモデルのタイプRが2022年にリリースされることがアナウンスされている。

ホンダ 新型シビック ガソリンモデル

今回発表されたのは新型シビックタイプR。詳細は発表されていないが、開発車両の新型シビック タイプR プロトタイプは東京オートサロン2022で公開されていた。

東京オートサロン2022で発表されたホンダ 新型シビック タイプR プロトタイプ

新型シビック タイプR プロトタイプのタイヤはコンチネンタルからミシュランに変更された

オートサロン2022で発表された新型シビック タイプR プロトタイプでは、タイヤは先代の20インチに対し19インチにインチダウンがなされている。

ホンダ 新型シビック タイプR プロトタイプ

また、245サイズ(245/30ZR20)から265サイズ(265/30ZR19)へと2サイズアップが行われており、装着されるタイヤも先代のコンチネンタルのスポーツコンタクト6から、ミシュランのパイロットスポーツ4Sへと銘柄が変更されている。

タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4Sに変更されている

ブレーキには先代と同じくブレンボ社製のものが採用される。形状としては先代モデルと同じく4ポットのモノブロックキャリパーがフロントに採用されているように見える。

先代シビック タイプR リミテッドエディションよりも速いタイムを叩き出した

今回鈴鹿サーキットで行われた走行テストは量産前の最終開発車両だ。

従来の最速ラップタイムは、2020年7月に記録した2分23秒993。このタイムは徹底した軽量化や専用装備によりピュアスポーツ性能を追求した先代のシビック タイプR リミテッドエディションが記録していた。

今回発表されたタイム2分23秒120は、FFモデルで最速のレコードとなり、新型シビック タイプRのサーキット性能がさらに高まったことが窺い知れる。

鈴鹿サーキットで走行テストが行われている

新型シビック タイプRは、2022年夏の登場を予定しているという。正式発表が楽しみなモデルの一つだ。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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