JR西日本は乗車人数が少ないローカル路線の収支を公表しました。芸備線では5区間で赤字となっています。
収支が公表されたのは2019年度に1キロあたりの平均乗客数が2千人未満の路線です。
県内では芸備線や福塩線など3路線・7区間が対象となりました。
そのうち芸備線では3年間の収支の平均が、三次~下深川間で13億円の赤字、備後庄原~三次間は2億8千万円の赤字と発表されました。
JR西日本 飯田稔督次長「大量輸送という観点で、鉄道の特性が十分に発揮できない。地域の役に立てておらず厳しいご利用状況になっているところでございます」
ローカル路線の見直しが先行している北海道などでは収支の公表後、廃線になった路線もあることから沿線住民は警戒を強めています。
永橋則夫さん「1人2人が乗る程度で後はお客がいない。県なり国なりいろいろな方面からJRを支えて(芸備線を)残してほしい」 」
収支の公表を受け湯崎知事は…
湯崎英彦知事「赤字だったらどこでもやめるわけではないですよね。じゃあどういうふうに考えるのか、(JR側には)答えが今はない。国民的議論をして考えていく必要がある」