香取慎吾主演 岸井ゆきのと夫婦役で初共演 絆取り戻すコメディ「犬も食わねどチャーリーは笑う」公開決定

香取慎吾が「犬も食わねどチャーリーは笑う」で3年ぶりに映画出演し、岸井ゆきのと初共演を果たすことが明らかになった。

香取慎吾と岸井ゆきのが演じるのは、結婚4年目を迎える田村裕次郎と日和(ひより)の夫婦。表向きは仲良し夫婦の2人だったが、日和がこっそりSNSに投稿していた「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いが明らかになっていく。香取は「また、映画に出演させてもらえてとても嬉しいです」「コメディです。コメディだけど、泣けるんです。いい意味で。。」とコメントを寄せている。また岸井は、「隣にいる相手が幼少期から拝見している香取慎吾さんだなんて身の引き締まる思い」と初共演について語っている。

監督・脚本を務めるのは、「台風家族」の市井昌秀。香取とは接点は14年前までさかのぼり、まだ市井が監督としてキャリアをスタートさせたばかりの頃、ぴあフィルムフェスティバルで当時審査員だった香取が市井の作品を高く評価したのだという。市井はいつか一緒に香取と映画の仕事をしたいという強い思いを持ち、香取のソロアルバムの収録曲「FUTURE WORLD(feat.BiSH)」のミュージック・ビデオ撮影が後押しとなり、本作が完成した。

本作の構想にあたって市井監督は、「大切な人との関係性を見つめ直すもの」「情けない、だらしない、ダメな香取慎吾」を思い描いていたという。コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」とは対照的に、シリアスなシチュエーションにもがく裕次郎と日和を二人がユーモラスに描かれており、「いい意味で」という劇中のセリフを借用しながら、本作について「ホラーです、いい意味で」と語っている。

【コメント】

■香取慎吾(田村裕次郎 役)
また、映画に出演させてもらえてとても嬉しいです。初めて市井監督の映画に参加しました。
初めて岸井ゆきのさんと共演させてもらいました。

笑顔のはじめましてが絡み合いながら、SNS『旦那デスノート』にもがく裕次郎を演じました。

恐怖の連続でした!
自分の知らないところで、自分の知っている人が、自分の事を晒している!

コメディです。
コメディだけど、泣けるんです。いい意味で。。

■岸井ゆきの(田村日和 役)
わたしは本当の夫婦の感覚を知らないのですが、両親をずっと見てきて、何もないようで何かある空気、本心を悟られないように諭そうとする威厳、笑いながら諌める態度、不思議な関係だと思いました。そんなことを考えて芝居をするのは、いつかあるかも知れない未来を追いかけるようで面白かったです。
そして隣にいる相手が幼少期から拝見している香取慎吾さんだなんて身の引き締まる思い。毎日が優しい光で溢れて、香取さんと楽しくお話させていただいている時間は自分でも不思議で SF みたいで、市井監督と現実的な会話で構築していく物語はファンタジーで。
皆様がこの映画をどう感じるのか…私も楽しみにしています!

■市井昌秀(監督)

なんらかのすれ違いで妻に憎たらしさを覚えた後、笑いながら誰かと電話するその背中を見て、「この人は何者なんだ?」と感じる時がしばしばあります。
結婚って、夫婦って、男と女って、一体なんなんだろう?
なんだか厄介で面倒なものを抱えて、どこへ向かっているのだろう?
わからないのその先を、香取慎吾さんと岸井ゆきのさんで見たいと思いました。平凡で情けなくダメな田村裕次郎、笑顔の片隅で毒を盛る田村日和と一緒に。

【作品情報】
犬も食わねどチャーリーは笑う
2022年9月 TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:キノフィルムズ/木下グループ
©2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS

© 合同会社シングルライン