ガーディアンズの新人・クワン デビュー4試合15出塁の新記録樹立

【ガーディアンズ10-7ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

今季から球団名をインディアンスからガーディアンズに変更したクリーブランド球団に驚異の新人が登場した。その男の名はスティーブン・クワン。今季開幕戦でメジャーデビューすると、ロイヤルズとの開幕4連戦で打率.692、出塁率.789、長打率1.000、OPS1.789の大暴れ。デビュー4試合で15出塁は少なくとも1901年以降ではメジャー最多となった。しかも4試合の19打席で1度も空振りをしていない。

今日の試合がデビュー4試合目となったクワンは「2番・レフト」でスタメン出場。1回表の第1打席で四球を選ぶと、3回表の第2打席はキャッチャーファウルフライ、5回表の第3打席はピッチャーゴロに倒れたものの、7回表の第4打席は再び四球で出塁した。そして、1点リードの8回表二死満塁で迎えた第5打席では勝利を決定づけるライトへの3点タイムリー二塁打。クワンの活躍もあり、ガーディアンズは10対7で勝利して開幕4連戦を2勝2敗で終えた。

クワンはメジャーデビュー後の4試合で26度スイングしているものの、1度も空振りがない。オープン戦では16試合に出場して打率.469をマークし、開幕ロースター入りを勝ち取ったが、34打席で三振が1つもなかった。マイナー通算でも四球(100)が三振(87)を上回っており、公式戦での最後の三振は日本時間2021年9月26日のAAA級の試合までさかのぼらなければならない。まだメジャーリーガーとしてのキャリアは始まったばかりだが、どんな成績を残すのか非常に楽しみな存在だ。

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