波佐見が23季ぶり優勝 九州高校野球長崎県大会 延長で大崎破る

【決勝、波佐見―大崎】12回を投げ抜いた波佐見のエース渡辺(中央)。最後の打者を打ち取りガッツポーズで仲間たちと喜ぶ=スポーツパークいさはや第1野球場

 第150回九州地区高校野球長崎県大会最終日は10日、諫早市のスポーツパークいさはや第1野球場で決勝が行われ、波佐見が大崎に延長十二回2-1で競り勝ち、2010年秋以来、23季ぶり8度目の優勝を飾った。波佐見は、選抜出場の長崎日大とともに九州大会(23~28日・宮崎)に臨む。
 決勝は波佐見の渡辺、大崎の勝本の両左腕による投手戦。七回に大崎が1死満塁から内野ゴロの間に1点を先制したが、波佐見が九回1死三塁から井上の中犠飛で追いついた。延長戦でも渡辺と勝本が力投。最後は波佐見が十二回に振り逃げ(記録は敵失)から1死一、三塁と好機をつくり、二盗の処理を相手がミスする間に勝ち越した。
 3位決定戦は諫早農が12-8で九州文化学園との打撃戦を制した。
 九州大会は春の甲子園出場5校と各県大会上位の計16チームがエントリー。組み合わせ抽選会は14日に行われる。

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