小笠原諸島 早めの台風対策を

13日(水)は、前線を伴った低気圧が千島近海から千島の東に進み、前線が北~東日本を通過します。このため、北~東日本は雲が広がり、北海道では午前中、東北や関東、北陸では午後を中心に雨の降る所があるでしょう。また、西日本も華中付近から東シナ海にのびる前線の影響で、夕方以降、所により雨が降り、九州では雷を伴う所もある見込みです。南西諸島は概ね晴れるでしょう。
一方、南の海上に目を向けると、大型で強い台風1号がフィリピンの東を発達しながら北よりに進んでいます。この台風は14日(木)~16日(土)にかけて強い勢力で小笠原諸島に接近、通過する可能性が高くなりました。小笠原諸島では暴風や高波、大雨による土砂災害に警戒が必要です。
なお、台風2号は12日(火)午後3時にフィリピンの東で熱帯低気圧に変わりました。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:12日午後3時の台風1号の位置と進路予想。

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