55周年の感謝込めて 品川社長の妹親子の作品、100冊市に寄贈 上越市の品川アート・プロ

 サイン制作、工事の品川アート・プロ(上越市平成町、品川久美子社長)は創立55周年を記念し、第7回絵本出版賞絵本部門で優秀賞を受賞した「パンダのどすん ボクのおきにいり」(にしむらあい(娘)・作、にしむらゆみこ(母)・絵)100冊を、上越市と同市教育委員会に寄贈する。12日、市役所で寄贈式が行われた。

品川社長(左)から目録を受け取る中川市長(マスクを外して撮影)

 同書は品川社長の妹親子(埼玉県在住)が手掛けた作品。受賞に伴い5月23日に出版されることを受け、同社創立55周年の節目に当たり地域に恩返しがしたいと、今回の寄贈を決めた。

 寄贈式では、品川社長が中川幹太市長に目録を贈呈。品川社長は「私の妹がイラストを描き、12歳の姪っ子が文章を書いた絵本。妹は上越市出身なので、このように寄贈させていただくことを、とても喜んでいる」と声を弾ませた。

 同書は市立小学校、幼稚園、保育園、図書館に配布され、学校図書などとして活用される。中川市長は「絵本を読むのは情操教育で大切なこと。(同書は)子どもたちに楽しまれると思う」と感謝。品川社長は「地域のお子さんたちに読んでいただき、色やデザインの楽しさを知ってもらえれば」と話した。

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