ニコライ・バーグマンさんの北欧風庭園 箱根・強羅に誕生「四季の自然を楽しんで」

園内に設置されているパビリオンの説明をするニコライ氏=箱根町強羅

 デンマーク出身のフラワーアーティストが手掛けた庭園「ニコライ バーグマン 箱根ガーデンズ」(箱根町強羅)が15日、オープンする。自然を生かして作られた遊歩道はフラワーアートなどで鮮やかに彩られ、園内の倒木を活用したカフェテーブルなども設置。約5年かけて準備を進めてきたニコライ・バーグマンさん(45)は「四季で表情を変える自然の姿を楽しんで」と呼び掛ける。

 約2万7900平方メートルの敷地には4カ所のパビリオンや広場が整備され、カフェでは地元食材を活用した北欧風のサンドイッチやレモネードを販売。園内で食事や散策をしながら季節の移ろいを楽しめる。

 和と北欧を融合させたフラワーアートで知られるニコライさんは日本で20年以上活動。箱に花を敷き詰めたギフト商品「フラワーボックス」で知られ、都内にフラワーショップ兼カフェなどを構えている。今回の土地は約8年前に自ら購入し、「日本で得たインスピレーションを永続的に残し、人々が自然の中でくつろげる空間を作りたい」と、スタッフの手を借りながら庭園の整備を進めてきた。

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