新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で13日、10人の死亡と10歳未満～100歳以上の男女4517人の感染が新たに確認された。
横浜市内で亡くなった6人はいずれもクラスター（感染者集団）が発生している病院の入院患者や施設の入所者。横浜舞岡病院（戸塚区）では入院患者4人が死亡。90代男性は1日に陽性が判明、その後状態が悪化して12日に細菌性肺炎で亡くなった。40代男性は2日に陽性が確認され、7日に誤嚥（ごえん）性肺炎で死亡した。同院ではこれまでに職員27人を含む計294人の感染が判明しており、死者は計9人となった。
汐見台病院（磯子区）に入院していた90代男性は、院内で陽性者が判明したことに伴う2月21日の検査で陽性が判明、3月3日に誤嚥性肺炎で亡くなった。同院は職員31人を含む計75人の陽性が確認され、死者は2人目。
鎌倉市では70代～90代の男女4人が亡くなり、いずれもクラスターが発生した県鎌倉保健福祉事務所管内の病院の入院患者。80代男性は3月10日に陽性が判明し、15日に新型コロナで死亡し、90代女性は15日に陽性が判明し、17日に新型コロナによる肺炎で死亡した。70代男性は10日に陽性が判明し、18日に新型コロナ以外の疾患で死亡した。80代女性も10日に陽性が判明し、16日に新型コロナ以外の疾患で死亡した。
このほか、県は新たに237人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は2万1161人になった。
