指を踏まれて出血のゲレーロJr. 3本のアーチを含む4安打の大暴れ

【ブルージェイズ6-4ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ブルージェイズは「3番・一塁」のブラディミール・ゲレーロJr.が守備時に右手の指を踏まれて出血するアクシデントがありながらも、3本のアーチを含む4打数4安打4打点の大暴れ。ゲレーロJr.の大活躍もあり、ブルージェイズは6対4でヤンキースを破った。ブルージェイズ2番手のアダム・シンバーが今季2勝目、5番手のジョーダン・ロマノが今季4セーブ目をマーク。ヤンキース2番手のチャド・グリーンに今季初黒星が記録された。

ゲレーロJr.は1回表の第1打席でヤンキース先発のゲリット・コールから2号先制ソロ。2回裏の守備時にアーロン・ヒックスに右手の薬指を踏まれ、出血するアクシデントがあったものの、直後の3回表に回ってきた第2打席で再びコールから3号2ランを放ち、負傷の影響を全く感じさせなかった。6回表の第3打席はコールからライトへ技ありの二塁打。そして、8回表の先頭打者として迎えた第4打席でヤンキース3番手のジョナサン・ロアイシガからレフトスタンドへの4号ソロを放ち、自身2度目の1試合3本塁打を達成した。

3本のアーチを浴びたヤンキースのアーロン・ブーン監督は「異次元の打撃をしている。世界で最高の打者の1人だよ」と語り、もはやお手上げといった様子。ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は、ゲレーロJr.が指を踏まれたあとに交代したがらなかったことを明らかにし、「ブラッディ(ゲレーロJr.の愛称)を除けば、今夜のMVPはトレーナーたちだね」とゲレーロJr.に応急手当を施したトレーナーたちを称えた。

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