アメリカのバイデン政権による初めての核実験を受け、14日も被爆者らから怒りの声が上がりました。
抗議活動参加者
「核抑止は全く成り立たない状況になっている(核実験は)とても許せないこと」
平和公園の慰霊碑前では断続的に雨が降る中被爆者ら約30人が座り込み、怒りの声を上げました。
県被団協などは、アメリカの臨界前核実験に断固抗議するとし、核兵器禁止条約の参加などを求める抗議文をバイデン大統領に送りました。
県被団協 佐久間邦彦理事長
「核兵器廃絶へ向けての方向へ進まない核はなくてはならいものだと示すのが大きな狙いだと思う。核実験については断固抗議します」
原爆資料館では、地球平和監視時計の最後の核実験からの日数がリセットされました。
4月13日の時点で499日となっていましたが、去年9月16日に行われたアメリカの臨界前核実験を受け修正されました。
原爆資料館 滝川卓男館長
「被爆の実相を世界の国々へ発信するのが原爆資料館の使命。もうこれ以上核実験を続けてほしくない」