【台湾・夜市特集その3】日本人にも!ローカル夜市「樂華夜市」のおすすめ5品

台北郊外にある「樂華夜市」は、コスパが高い美食が豊富だと地元民に人気の夜市です。台北MRT頂溪駅から徒歩圏内とアクセスしやすいのもポイント。今回筆者は約3年ぶりにこの夜市を訪れたのですが、新型コロナウイルスの影響で屋台が減っていたのはちょっとショックでした。その中でも「これは日本人にもおすすめ!」と感じたグルメを5品紹介します。

台北郊外のローカル夜市「樂華夜市」って?

「樂華夜市(ルーフアイエシー)」は新北市永和区、台北MRT頂溪駅から徒歩10分ほどの場所に位置する夜市です。永和区と聞くと遠く感じますが、観光客に人気のスポット・永康街の最寄り駅MRT東門駅から2駅と、台北からのアクセスは比較的便利なのです。

ローカル感とコスパが高いグルメの充実しているので筆者はこの夜市が好きなのですが、約3年ぶりに訪れてびっくり、屋台の数がぐっと減っていました。平日夕方の天気が悪いときとはいえ、新型コロナウイルスの影響を強く感じました。

>>>2019年の樂華夜市の様子についてくわしくは・・・

台北郊外の樂華夜市で食べ歩いたディープな台湾グルメ5選【現地ルポ】

【その1】チーズ入りの野菜春巻きを「101養生鮮菜潤餅捲」で

とはいえ、営業している屋台こそ少ないものの、魅力的なグルメがたくさんあることには変わりません。まず訪れたのは「101養生鮮菜潤餅捲」という、野菜春巻き・潤餅捲(ルンビンジュエン)を販売する屋台です。

潤餅捲とは、薄いクレープ生地で野菜や肉などをたっぷり包み、くるっと巻いたヘルシーなグルメ。でもこちらの屋台は素食(ベジタリアン)のお店なので、肉や魚は入っていません。チーズ入りが人気とのことで、注文してみました。価格は50元(約213円)。

ほんのり紅色にそまったクレープ生地の中には、キュウリやパプリカ、ニンジンなどの野菜がたっぷり入っています。

野菜のシャキシャキ感に、ピーナッツの粉とチーズの濃厚さ、パクチーのピリッと感が加わります。そして意外にも海苔が味のアクセントになっていて、最後まで飽きずにいただくことができました。

【その2】行列必須!「官記」のパパイヤサラダ

純檸檬泰式涼拌木瓜(パパイヤサラダ)を販売する「官記(グアンジー)」は、テイクアウトのみにもかかわらず、常に行列ができている人気店です。1つ80元(約340円)。

熟す前の細くカットしたパパイヤ、そしてトマトやインゲンなどの野菜を、レモンやタレを加えながらその場で混ぜつつ調理してくれます。シャキシャキ食感にエスニック風味の辛さと酸味のあるタレが絡み合い、爽やかな味わいでありながらも辛さが後を引く、クセになる味わいです。

【その3】練り物がたっぷりのあったかとろみスープ「阿國蝦仁焿」の綜合湯

続いては、練り物入りとろみスープを販売するお店「阿國蝦仁焿(アーグオシアレングン)」へ。このお店は「好吃雞肉」という、鶏肉を販売するお店とイートインスペースを共有しています。

今回いただいたのは、土魠魚(サワラ)、エビ、イカの3種の練り物が入ったとろみスープ・綜合湯です。価格は55元(約234円)。特に、看板メニューにもなっているエビの練り物はエビがぷりぷりで美味。ほんのり甘みを感じるとろみスープに、身体が温まりました。

【その4】ぷるぷるの鶏肉「好吃雞肉」の油雞

「阿國蝦仁焿」とイートインスペースを共有している「好吃雞肉(ハオチージーロウ)」では、油雞という蒸した鶏肉料理を注文。

身が締まった鶏肉は程よい塩気でジューシー、ぷるっとした皮はいかにもコラーゲンがたっぷりという感じです。油雞は大・中・小があるので、人数に応じてシェアしながらいただくのがおすすめ。筆者たちは一番大きいサイズを注文し、価格は160元(約680円)でした。

【その5】あたたかい檸檬入りサトウキビジュースにほっこり

喉が渇いたので「養生白甘蔗汁(サトウキビジュース)」の屋台で、檸檬入りのサトウキビジュースをホットで注文してみました。

サトウキビの自然な甘さに檸檬の酸味がほんのりと効いています。あたたかいドリンクに身体がほっこりとあたたまりました。

樂華夜市には、他にも絶品グルメがたくさん。いつ行っても新たなグルメに出会える楽しさがあります。台湾のローカル感を味わいつつ、地元民に人気のB級グルメを思う存分味わいたいという方におすすめしたい夜市です。

樂華夜市

住所:新北市永和區永平路

[All photos by Yui Imai]

Do not use images without permission.

© 株式会社オンエア