サクラ豊かな森に 苗木80本植栽南郷の製材業

サクラの苗木を植える植樹祭の参加者

 日南市南郷町の製材業・吉田産業(吉田利生社長)のグループ3社は9日、同市南郷町榎原甲の同社社有地で植樹祭を開いた。社員や家族ら96人が参加し、ソメイヨシノやヤマザクラ約80本を植栽した。
 同社は地球環境保全や温暖化防止の一助として、この時季に市内の社有地などで植樹活動を展開。19回目の今年は前年に続き、串間市との境に位置する国道220号沿いの造成地に、サクラの苗木を植えた。
 参加者はくわやスコップで深さ約30センチの穴を掘り、高さ2~3メートルの苗木を植樹。土をかぶせた後、周囲の土を軽く踏み固めた。会場近くにはキッチンカーも並び、植樹を終えた参加者らがピザやアイスクリームに舌鼓を打っていた。
 同社新入社員の清田希来(きら)さん(18)は「森林が持続するよう、願いを込めて植えた」と話していた。

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