【新型コロナ】神奈川県や保健所設置市 GWの発熱対応医療機関や薬局に協力金

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県と保健所設置市は14日、ゴールデンウイーク(GW)に発熱患者の診療などに対応する医療機関や薬局に協力金を支給すると発表した。コロナの新規感染者数が高止まりする中、大型連休で手薄になりがちな医療提供体制を確保する狙いがある。

 協力金の支給対象は、県指定の「発熱診療等医療機関」(14日時点で2020カ所)と県内の保険薬局。

 4月29日と5月1、3~5日の計5日間を対象に、発熱診療等医療機関へは1日当たり4時間以上の発熱患者の診療で10万円を日数に応じて支給する。薬局は同医療機関を受診した患者への調剤体制の整備を条件に、1日4時間以上8時間未満で1万5千円、8時間以上で3万円を日数に応じて支給する。

 県が3月末~4月初めに調査したところ、支給対象とした5日間に診療すると回答した発熱診療等医療機関は全体の1割程度にとどまったという。

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