神奈川県高校野球春季大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)は16日、サーティーフォー保土ケ谷球場など8会場で3回戦16試合が行われる。東海大相模─平塚学園、桐蔭学園─慶応などの好カードが組まれ、夏の全国選手権神奈川大会のシード16校が決まる。
保土ケ谷球場の2試合は、くしくも昨春、昨夏の再戦カードとなった。
東海大相模─平塚学園は、ちょうど1年前の昨春3回戦に同じ保土ケ谷で対戦。選抜大会優勝から2週間弱の東海大相模の新チームに対し、平塚学園打線が14安打8得点と打ち合いを挑んで3度追いついた。結局、延長十回の末に東海大相模が9─8で辛勝。その後、東海大相模は春の王者となり、神奈川6連覇を達成している。
桐蔭学園─慶応は、昨夏の神奈川大会1回戦の再戦で、やはり会場は保土ケ谷だった。慶応が終盤七回に長打攻勢で勝ち越したが、八回に桐蔭が2点を返し、5─4で慶応が競り勝った。ノーシードだった慶応はその後、第3シード、第1シードを破って準決勝まで駒を進めた。
3回戦は、各校とも夏のシード権獲得のために大切な一戦だが、保土ケ谷では昨年の記憶も残る中、気合の入るゲームになりそうだ。