豊後高田市特産「ボタンボウフウ」って? 大分

2021年度から豊後高田市で、ある健康食材の産地化が進められています。
皆さん、「ボタンボウフウ」って知っていますか?

杵築市民インタビュー「ボタンボウフウ?分からない。」
豊後高田市民インタビュー「花みたいな感じ?」

ボタンボウフウとは、セリ科の植物。主な生息地である沖縄では「長命草」として親しまれ、食物繊維やビタミン、鉄分などをバランスよく含んでいるとされています。

田中記者リポート
「柵に囲まれたこちらの畑がボタンボウフウの畑です。潮風のあたる海の近くで栽培されています。」

豊後高田市ではおよそ10年ほど前から栽培。地域振興や雇用の場の創出を目的に地域の特産品として年間1.5トンほどを生産しています。

なぜ海のそばかというと、海岸の岩肌に自生しているから!香々地地域では「1株食べると1日長生きする」と言い伝えられていて、自生に近い環境下でたくましく育っています。 

市は4月15日、このボタンボウフウの産地化を進めるため、新たな地域おこし協力隊を任命。生産量の確保に向けて、埼玉県出身の西野さんはおよそ3年間栽培から商品開発などに携わります。

西野佳央さんインタビュー
「自分も消費者の1人として今後どういう風になっていくのかを勉強しながら、それを伝えていけたらと思っている。」

地域おこし協力隊 宮﨑正充さんインタビュー
「まだまだボタンボウフウは世間に知られていない。皆さんにボタンボウフウっていいねと言ってもらえるように、毎日飲用してもらえるような食品にしていきたい。」

収獲されたボタンボウフウはお茶や青汁として販売されています。今は市内のみでしか購入できませんが、市は今後、およそ5トンを収穫し県内の道の駅など販路を拡大したいと話しています。

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