【宇都宮】宮山田町の上河内緑水公園に隣接する西鬼怒川沿いで、地元の住民組織「黄桜の郷かみかわち」が管理する黄桜が開花した。少し緑がかった黄色い花が、ソメイヨシノとは違った趣を醸し出している。
この地域ではかつて、農家が豊作を祈って黄桜を植えていたが、昭和時代に野焼きや盗難でなくなってしまった。同組織は以前の景色を復活させようと2014年に約50本を植樹。以降、少しずつ拡大して現在は約150本にまで増えた。
今週末まで楽しめるという。斎藤信三(さいとうのぶみ)代表(74)は「開花は昨年より少し遅い。あまり華々しい花ではありませんが、多くの人に見てほしい」と話した。