二宮への移住者5人が体験談 セミナーで旧住民とも相互理解深め 「お金の尺度では測れない豊かな暮らし」

二宮町への移住者が体験談を語り、町民らと理解を深めたマッチングセミナー=同町二宮

 二宮町への移住者が体験談などを語り、町民らと相互理解を深めるマッチングセミナーが17日、同町民センター(同町二宮)で開かれ、集まった約50人が和やかな雰囲気で移住者の活動に耳を傾けた。二宮町・大磯町商工会青年部が主催し、二宮町に引っ越してきた5人が、移住のきっかけや現在の活動などを紹介した。

 森山智美さん(35)は4年前、「子どもが生まれた時に、お金の尺度では測れない豊かな暮らしがしたいと思った」と東京都小金井市から移住。以前はアパレル会社に勤めていたが、現在は無農薬の自然栽培にこだわり、同町で新規就農を目指している。「ちょっと田舎の湘南というイメージの大磯、二宮のくくりで、地元の人たちと手を取り合っていけば、よりすてきな町になる」とうなずいた。

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