JR新大久保駅近くで火事 朝の山手線で一時混乱…5万4千人に影響

混み合う朝の通勤通学時間帯に、JR新大久保駅近くで火事が起きました。この影響で山手線は2時間近く運転を見合わせ、駅では一時混乱が見られるなど、多くの乗客に影響が出ました。

4月15日午前8時50分ごろ、JR山手線の線路沿いにある新宿区百人町の3階建て共同住宅から火が出ました。火元は新大久保駅からおよそ200メートルという駅から程近い場所で、山手線の乗客が撮影した映像には線路のすぐ脇で激しく炎が上がっている様子も捉えられています。東京消防庁はポンプ車など31台を出動させ、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、火元の建物など合わせて2棟・およそ10平方メートルが燃えました。この火事でけがをした人はいませんでした。警視庁は出火原因について、火事の現場周辺にたばこの吸い殻が落ちていたため、たばこの不始末も要因の一つとみて調べています。

この火事の影響で、朝の混雑する時間帯の東京都内では交通に大きな混乱が見られました。山手線はおよそ2時間にわたって全線で運転を見合わせ、多くの乗客に影響を及ぼす事態となりました。JR東日本によりますと、火事による遅延でおよそ5万4000人に影響が出たということです。

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