財務相「悪い円安」 20年ぶり水準で異例の言及

国会

 鈴木俊一財務相は18日の衆院決算行政監視委員会で約20年ぶりの円安ドル高水準となった現状について「どちらかと言えば悪い円安だ」との見解を明らかにした。立憲民主党の青柳陽一郎氏(比例南関東)に答弁した。

 為替など金融状況に対し「影響を避ける」として明言を避けるのが担当大臣としての慣例だが異例の言及。これに関連して日銀の黒田東彦総裁も円安ドル高進行について「かなり急速な為替の変動だ」との認識を示した。いずれも危機感が背景にあるとみられる。

© 株式会社神奈川新聞社