秦野工業など3社特別清算 横浜地裁小田原支部が開始命令

 帝国データバンク横浜支店によると、金属プレス製品製造の秦野工業(神奈川県秦野市)とグループ会社2社が13日までに、横浜地裁小田原支部から特別清算開始命令を受けた。負債総額は調査中だが、2019年4月期末時点で約20億1100万円だったという。

 同社は1946年に創業。鉄製の建設資材や半導体・電子機器金属部品などの製造を手掛け、99年4月期には売上高約19億7200万円を計上した。

 しかし、設備投資などに伴う借入金が膨らむ一方で売上高は大幅に減少。ファンドからの支援を受けることとなり自主再建を断念、2020年に新設した企業に事業を承継後、解散していた。

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