連続殺人鬼・阿部サダヲが見せる”虚無の目” 「死刑にいたる病」場面写真

5月6日より劇場公開される、白石和彌が監督し、阿部サダヲと岡田健史がダブル主演する映画「死刑にいたる病」から、阿部サダヲ演じる連続殺人鬼・榛村の新たな場面写真が公開された。榛村が“虚無の目”を見せる写真となっている。

表向きは街の人々が絶えず足を運ぶパン屋の店主で、優しい笑顔の裏に恐るべき殺人鬼の顔を隠している榛村。白石監督は阿部の目について、「阿部さんが最初に面会室に足を踏み入れた瞬間から、それこそ目の色が違いました」「ニーチェの有名な言葉『深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ』を地でいく、見ているこっちが重い重力の中に吸い込まれるような感覚のある目をしていました」と、阿部の目の魅力について語っている。

「死刑にいたる病」は、櫛木理宇の同名小説を原作に、鬱屈とした日々を送る大学生・雅也と連続殺人事件の犯人・榛村を描いた作品。雅也の元に、榛村から1通の手紙が届く。24件の殺人容疑で逮捕された榛村は、殺人を繰り返していた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」という榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。その先には、残酷な事件の真相が待ち受けている。白石和彌監督がメガホンを取り、阿部サダヲ、岡田健史が出演する。

【作品情報】
死刑にいたる病
2022年5月6日(金)全国公開
配給:クロックワークス
©2022 映画「死刑にいたる病」製作委員会

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