「ホットな新人」の1位はカブス・鈴木誠也 MLB公式サイトが選出

メジャーリーグ公式サイトはシーズン開幕から現在までに見事な活躍を見せた「ホットな新人ランキング」を発表し、1位にはスティーブン・クワン(ガーディアンズ)を抑えて鈴木誠也(カブス)が選出された。この特集はメジャーリーグ公式サイトにおいてプロスペクト(若手有望株)の情報を専門に扱う「MLBパイプライン」が担当。今後は2週間ごとに更新され、「もちろん、次回の更新時には(現在のランキングと)全く異なる名前が並んでいる可能性もある」と記されている。

鈴木はここまで10試合に出場して打率.429(28打数12安打)、2二塁打、4本塁打、11打点、出塁率.564、長打率.929、OPS1.493の好成績をマーク。その活躍をメジャーリーグ公式サイトは「スズキが残したNPBでの素晴らしい数字がアメリカでどのように変化するのか、不安な点もあった。まだその不安は残っているが、ここまでのところ、気に入らない点を見つけるのは難しいだろう」と評価している。39打席で9四球を記録する一方、9三振を喫しているが、「現代の野球において特別多いわけではなく、特に2試合に1本のペースで本塁打を打っている現状を考えれば、大きな問題にはならない」と問題視しなかった。

2位にはメジャーデビューから116球連続で空振りなしという驚異のバットコントロールで注目を集めたクワンがランクイン。開幕からの勢いはややクールダウンした感があるものの、8試合に出場して打率.385(26打数10安打)、2二塁打、1三塁打、0本塁打、5打点、出塁率.541、長打率.538、OPS1.079と十分すぎるほどの活躍を見せ、8四球に対してわずか2三振という数字も光っている。

3位はスペンサー・ストライダー(ブレーブス)、4位はマット・ブラッシュ(マリナーズ)、5位はハンター・グリーン(レッズ)、6位はジョーイ・バート(ジャイアンツ)、7位はジョー・ライアン(ツインズ)、8位はセス・ビアー(ダイヤモンドバックス)、9位はジェレミー・ペーニャとホセ・シリ(ともにアストロズ)、10位はスペンサー・トーケルソン(タイガース)となっている。

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