あらかわ遊園がリニューアル 「どんな人でも楽しめる遊園地」とは…

東京・荒川区にある、地域に愛されてきた「あらかわ遊園」が30年ぶりにリニューアルしてオープンします。コンセプトは「どんな人でも楽しめる遊園地」です。どんな施設になったのでしょうか。

あらかわ遊園の"ランドマーク”観覧車は直径が26メートルから40メートルへと、以前に比べて大きくなり、天気のいい日は富士山や東京スカイツリーまで見渡すことができます。そのほか、メリーゴーラウンドや園内を走る汽車も新しくリニューアルされました。しかし、変わったのは大きさや見た目だけではありません。新しい観覧車に設置されたのは車いす専用のスロープです。乗り物には足の不自由な人や車いすの人でも楽しめるよう、専用のスペースも設けられました。

今回、あらかわ遊園が掲げたコンセプトは「どんな人でも楽しめる遊園地」です。そのため、子育て世代が来園しやすいようにと、授乳室など備えたベビールームも作られました。さらに幅広い世代に人気が出そうなのが「どうぶつ広場」です。ここでは20種類の動物と触れ合えて、ウサギやアルパカに餌やりをすることもできます。

一方、以前から展示されていた都電荒川線の車両は、若い世代をターゲットにした"映えるカフェ”へと生まれ変わりました。懐かしい雰囲気の中で飲み物や食事を食べることができます。オリジナルのレモネードやつり革をイメージしたパンなどを、レトロな空間で味わいながら楽しむことができます。

地域に愛された遊園地は"みんなに愛される遊園地”へ──。あらかわ遊園は4月21日にリニューアルオープンします。

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