「怒るというより悲しい…」キーン氏、マンUのリバプール戦大敗に落胆

 元マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーン氏は、古巣のリバプール戦大敗に絶望している。

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 ミッドウィークに行われたプレミアリーグ第30節リバプール戦で、マンUはクオリティ差を見せつけられ0−4の完敗。昨年10月には本拠地オールド・トラフォードで5発黒星を喫しており、2戦合計0-9の歴史的大敗となった。現役時代マンUで数多くのタイトルを獲得したキーン氏は、古巣の圧倒的敗北に落胆。「シーズン序盤は怒りでいっぱいだった。しかし今は、悲しみに満ちている」と語った。

「今日のチームを見ると、心も魂もリーダーもなく、真のクオリティに欠けていた。クラブは上層部から混乱している。ファンはオーナーと一緒にいる暇はない。新しい監督、新しい選手、放出する選手が必要で…。見ていて悲しくなるよ。私がプレーしていた頃のマンUがまるで反映されていない。これはチョークとチーズ(雲泥の差)だ。マンUがプライドを持って戦い、プレーしている姿を見れていない」。

「マンUが常に持っているのは、素晴らしいキャラクター、素晴らしい男たち、一緒に働きたい人たち、一緒に塹壕に入りたい人たちだ。ロブソン、ブルース、パリスター、ベッカム、ギグジー…。みんなそうだ。素晴らしい仲間たちだ。毎週勝てた訳ではないが、試合前に周りを見渡すと、“このクラブに全てを捧げよう”と思う奴らばかりだった。だが今のチームには好感を持てないし魂がない。練習場で何が起こっているのか知りたい。誰が彼らを助けているのか、その文化はどうなっているのかを」。

キーン氏が古巣の歴史的大敗に落胆 Photo Clive Brunskill

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