記憶に残る唯一無二の味!八戸旅行で外せない、みなと食堂の「ヒラメ漬け丼」

旅人へひとこと

八戸旅行の際には外せない逸品。唯一無二の美味しさを誇る「ヒラメ漬け丼」をご紹介します!

八戸に行くなら、市場と食べ歩きを組み合わせよう!

こんにちは、鮨と魚料理を求めて全国を旅する、すしログです。

有名な『館鼻岸壁朝市』が開催される港町、八戸。

朝市は日曜の朝5時~9時限定ですが、市場は連日にぎわっています。

今回ご紹介するのは、『ムツ湊駅前市場』の近くにある海鮮丼の専門店『みなと食堂』です。

こちらでは絶品の「ヒラメ漬け丼」を食べられます。

八戸駅、本八戸駅からは離れていますが、あえて伺う価値があります。

至福の朝ご飯が待ってますので!

陸奥湊の名店『みなと食堂』とは?

お店は2001年のオープンですが、外観からは渋い貫禄が漂っています。

店内は決して広くなく、まさに「食堂」という雰囲気です。

しかし、窮屈ではなく妙に落ち着く空間で、清潔感もあります。

コロナ対策も徹底されていて、お客さんが帰る度にアルコール消毒をされています。

メニューは壁に貼られていて、結構な品数です。

ただ、初訪問の方が頼むべきは「ヒラメ漬け丼」一択です!

迷う必要はありません。

また、プラス300円で、味噌汁を八戸名物の「せんべい汁」に変えることができますので、お腹の余裕に応じて検討してみてください。

そして、「ヒラメ漬け丼」のお値段は、なんと1,050円です!

天然のヒラメをたっぷり使っているのに格安で、驚きます。

観光客にも、地元の人にも愛されている理由に納得しました。

絶品!「ヒラメ漬け丼」

まず、ビジュアルが素敵です。

ヒラメは白身魚なので、一般的には映えない魚であるにもかかわらず、『みなと食堂』の「ヒラメ漬け丼」は美しい!

これはご主人が研究されたんだろうな…と感じます。

盛り付けでお料理の印象は大きく変わるので、素晴らしい工夫!

その甲斐あって、2014年に「全国丼グランプリ」で「海鮮丼部門・金賞」を受賞されました。

頂いた感想としては、一口目から心をつかまれました。

正直なところ、頂く前は「観光客向けのネタ性が強い丼」だと思っていました。

しかし、実際には随所にアイディアが光る、必食の丼。

ヒラメはプリプリすぎず、しっとりしつつプリプリです。

旨味も強いので、少し寝かせているのかもしれません。

おそらく冷蔵庫で1〜2日寝かせて提供されているのだと思います。

そして、特筆すべき点はご自慢のタレです。

なんとニンニクを使用されています!

ニンニクを使うと白身魚の味と香りが消えてしまうのでは…と思うでしょうけれど、しっかりとヒラメの風味を楽しめます。

タレには甘みもありますが、決してクドくありません。

これは上白糖ではなく味醂を使用しているためだと思います。

ヒラメの味付け(漬け加減)は上品ですが、丼の底にタレが溜まるように作られているところも絶妙です。

濃厚な味わいの卵黄と最後に残ったタレが絡まり、最初と最後で違う味を楽しめるからです。

卵は最初から割るのではなく、最後の方に「味チェン」で使うと一番楽しめるはずです。

丼の脇を固める味噌汁と小鉢も美味

付け合わせも心が温まる味わいです。

味噌汁にはフノリ(布海苔)が入っていて、「郷土の味」と言った印象です。

小鉢にはキャベツの浅漬け、千切りの山芋と青海苔、生メカブが入っています。

これを混ぜて頂くのですが、素朴に美味しく、嬉しい一品です。

出来合いの漬け物を使わない点に、ご主人の誠実さを感じました。

いやあ、また食べたい!と思わされる、丼料理の傑作です。

『みなと食堂』の要注意点

『みなと食堂』にはいくつか注意点があります。

(1)訪問する曜日・訪問する時間帯

休日は行列で9時を過ぎると待ち時間が半端ないそうなので、早朝がオススメです。

一番の狙い目は平日の9時前!

土日祝日に平日の休みをくっつけて訪問するのが良いでしょう。

(2)売り切れ注意

売り切れにも要注意。

『みなと食堂』の営業時間は6:00~15:00(L.O.14:30)ですが、12時台に売り切れる可能性もある模様です。

ついては、早朝~朝、もしくはブランチを狙うのが得策だと思います。

(3)駐車場の場所

駐車場はお店の隣にあります。

『吉田金物店』の駐車場の、2、6、7の3台分が『みなと食堂』の駐車場です。

隣ですが、通り過ぎる可能性があるのが、事前にGoogleマップを見ておくと気が楽です。

ちなみに満車の場合は、近場の有料駐車場を利用することになります。

いずれにせよ、心と時間に余裕を持ってお伺いするのが良いと思います。

心地の良い市場時間を過ごしましょう!

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みなと食堂

〒031-0812 青森県八戸市湊町久保45−1

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*この記事は2022年3月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:すしログ(大谷悠也)

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