大型連休 関東から西は曇りや雨の日多い 全国的に高温 気象庁1か月予報

 気象庁は21日(木)、向こう1か月(4/23~5/22)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、全国的に向こう1か月の気温は高く、1週目(4/23~4/29)はかなり高くなる見込み。 気圧の谷や、湿った空気の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は西日本と東日本の太平洋側で多い見通し。日照時間は、西日本と東日本の太平洋側で少なくなりそうだ。

 1週目(4/23~4/29) 全国的にかなりの高温が見込まれ、東・西日本は蒸し暑く感じる日もありそうだ。東・西日本は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見通し。 2週目(4/30~5/6) 本州の南岸に前線が停滞しやすい影響で、東・西日本は1週目と同様、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。一方、東日本の日本海側は平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。

 3~4週目(5/7~5/20)北日本と沖縄・奄美は、天気は数日の周期で変わる見込み。東・西日本は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。■参考:平年の梅雨入り沖縄(5月10日ごろ) 奄美(5月12日ごろ)

高温に関する情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 東海や西日本、奄美では、この先10日間程度は暖かい空気が流れ込みやすく、特に27日(水)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。地域によっては日中は暑くなる日もあるため、熱中症など体調管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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