献立、仕入れ 工夫限界 宮崎県内 給食食材高騰直撃

食材高騰の影響が及び始めている学校給食。宮崎市では値上げの動きも出ている=21日午後、同市・大宮小(猪八重俊樹撮影、画像の一部を加工しています)

 ロシアのウクライナ侵攻や円安の進行などに伴う物価高騰が、県内の学校給食にも影響を及ぼし始めている。食材を一括購入して学校に供給する県学校給食会によると、多くの品目の仕入れ値が平均で1割上昇し、食用油に至っては2割高に。学校現場は、栄養バランスを維持しつつ原価を抑えようと、献立を工夫したり、安い食材に切り替えたりして試行錯誤を重ねる。それでも限界を超えつつあり、苦渋の決断で給食費を値上げする動きも出ている。

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