新型コロナウイルスワクチンの3回目接種率が若年層で伸び悩んでいることから、神奈川県厚木市は5月から、保健福祉センター（同市中町）で実施している集団接種を予約なしで受けられるようにし、曜日により午後8時までの夜間接種も行う。
予約なし接種は5月2日からスタート。接種券を持参して受け付け終了1時間前までに来場すれば予約なしで接種を受けられ、通常の予約も継続する。
夜間接種は同12日から毎週木・金・土曜日に実施。現在は午後4時半または同6時までの接種時間を、同8時まで延長する。
また、集団接種では現在モデルナ社製ワクチンを使っているが、同14日から土曜日のみファイザー社製に切り替える。
市によると、4月17日時点で3回目ワクチンの接種率は65歳以上の91％に対し、64歳以下は42％と低い。同14日時点では、10代（18～19歳）、20代、30代がいずれも20％台と低迷している。市は交流サイト（SNS）や公共交通機関内に広告を掲載するなどして接種の空き情報などをPRし、接種率を上げていく方針だ。
