2色に分かれた一輪のツツジ 山里中で発見 生徒「何だかいいことありそう」

2色に分かれたツツジの花と松崎さん=長崎市立山里中

 一輪の中で花が2色に分かれたツツジが、長崎市高尾町の市立山里中(本田勇人校長、564人)の玄関脇の植え込みで見つかり、生徒らの間で話題になっている。
 1年の松崎月姫(るな)さん(12)が19日、理科の授業で植物をスケッチするため、濃いピンクと薄いピンクの花が満開のツツジの木をのぞき込んでいて発見。その中で、一輪だけ左側が濃いピンクで右側が薄いピンクに、くっきりと色分けされていた。松崎さんから報告を受けた理科担当の森宏明教諭(53)も「これは珍しい」と驚いたという。
 佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)によると「遺伝子の中に組み込まれている物質の移動により起こる現象」だが、原因はよく分からないとしている。
 松崎さんは「めったにないみたいだから、何だかいいことがありそう」と笑顔。「苦手な英語ができるようになりたい」と願いをかけた。


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